リバプール崩壊か 惨敗で不振の選手を非難した指揮官にベテラン勢が反発

リーグ戦2連敗でトップ4入りが絶望的

 リバプールのブレンダン・ロジャース監督が、アーセナル戦での大敗により、選手との関係に亀裂が生じ始めていることを英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。

 リバプールは4日、プレミアリーグ第31節でアーセナルと対戦し、1-4と大敗を喫している。

 ロジャース監督は試合翌日、メルウッドでの練習後、ミーティングを開いた。アーセナル戦で奮起が足りなかったと、みなした選手数人を指揮官は非難したという。

 これに対し、ベテラン選手たちが憤慨。指揮官に対して選手の反発が生じていると伝えられている。

 リバプールはリーグ戦第17節から10勝3分と好調を維持していたが、第30節のマンチェスター・ユナイテッド戦で1-2と敗戦を喫すと、勢いを取り戻せずアーセナル戦で大敗。それによりロジャース監督はこの数週間で選手たちからの忠誠心を失い始めているとも、記事では報じている。

 ロジャース監督は試合後のインタビューで「チャンピオンズリーグ出場はもう難しいものとなった」と発言するなど、トップ4入りに白旗をあげる姿勢を示した。

 若きエース、ラヒーム・スターリングがクラブの無許可でインタビューを受けたことを発端に加熱した去就問題に加え、今季終了後にキャプテンのMFスティーブン・ジェラードの退団も決まっている中、内部分裂危機に立つ名門をいかにまとめあげるのか、ロジャース監督の真価が問われることになる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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