浦和サポ300人、クラブW杯初戦敗退に沈黙 「レアルと戦う姿を見せたかった」と選手謝罪

「ブーイングされても当たり前の結果」

 試合後の選手たちは、一様に駆けつけたサポーターへの謝罪の思いを口にした。

「たくさんの方がやっぱり足を運んでくれて、時間とお金を使って自分たちにパワーを費やしてくれて、もちろんサポーターの方ももう一つ上のステージ、レアル・マドリードとやるというところを目指して応援してくれていたと思うので、サポーターの方に本当に申し訳ないですし、ブーイングされても当たり前の結果かなと思います」(GK西川周作)

「来てくれたサポーターの数に本当に驚いたし、声援も凄かった。勝利を届けられなかった。レアル・マドリードと戦う姿を見せたかった。ただただ、申し訳ないです」(DF遠藤航)

「この結果は、本当に申し訳ないという気持ちしか浮かんでこないです。5位決定戦は不本意かもしれないけど、応援してくれるサポーターに勝利を見せたい」(FW武藤雄樹)

「サポーターの方に勝つ姿を見せたかったので、申し訳ない気持ちでいっぱいです」(MF矢島慎也)

 前述の久野さんによると、日本に帰るための航空券で最も予約が入ったのは、準決勝でレアル・マドリードと対戦した場合の翌日に、現地を出発する便だったという。浦和が回る5位決定戦は、夢に終わったレアル戦の前日。滞在しているサポーターに勝利を届けるために、選手たちは気持ちを切り替えるしかない。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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