【対戦国分析|セネガル】大会屈指の両翼とセットプレーの高さ チーム力は8強進出の日韓W杯以上か
[2]チームの中核を担うキーマン3人
■サディオ・マネ(FW/リバプール/25歳)
プレミアリーグでもトップクラスのサイドアタッカーであり、突破力の高さに加えて得点力も非凡なものがある。右サイドの選手はカットインから左足でミドルシュートを狙う傾向が強いが、彼の場合はゴール前のニアゾーンに侵入して右足でGKの横を抜くシュートも得意としている。好調時はプレミア上位クラブのDFも手がつけられないが、好不調の波があるため、どういう状態で本大会を迎えるかは気になるところ。高さのあるターゲットマンに合わせるセットプレーのキッカーとしても重要な役割を担う。
■ケイタ・バルデ(FW/モナコ/22歳)
昨シーズンのセリエAでリーグ16得点と大ブレイクし、ラツィオからモナコに移籍した左の長身サイドアタッカー。先天的には右利きだが左足もほとんど遜色なく扱うことができ、豪快な突破から左右の足でシュートを放つ。クロスを中心としたアシスト能力も高く、その破壊力は右のマネに勝るとも劣らない。ただ、内転筋に負傷を抱えるなど怪我の不安があり、その状態によってはキープ力に優れるタイプのFWエムベイエ・ニアング(トリノ)などが起用される可能性も。飛躍のカギを握る22歳(W杯時は23歳)だ。
■カリドゥ・クリバリー(DF/ナポリ/26歳)
セリエAで首位を争うナポリを後方から支える巨漢センターバックは、辛口のイタリア人メディアから今やリーグ屈指のDFと評価される。恵まれたサイズを利した1対1の強さに止まらず、ライン統率やバランス感覚などがチームの安定した守備を導いているのだ。セットプレーのターゲットマンとしても高い得点力を誇り、ナポリでも何度も貴重なゴールを決めている。