インテル長友、イタリア・ダービーで出番なし 左SBの序列で3番手降格の危機に直面

スパレッティ監督がユベントス戦の記者会見でイタリア杯のSBメンバーを明言

 インテルの日本代表DF長友佑都は、9日のセリエA第16節ユベントス戦で4試合連続スタメン落ち。左サイドバックにはイタリア代表DFダビデ・サントンが起用され、後半18分からはブラジル人DFダウベルトが途中出場するなか、長友は4試合連続で出番なしに終わった。

 敵地アリアンツ・スタジアムで行われた伝統のイタリア・ダービーで、長友がピッチに立つことはなかった。試合後の会見では、ルチアーノ・スパレッティ監督が現在の序列を感じさせるコメントを残している。

「コッパ・イタリア? 何人かの選手はスタメンとしてプレーする。カンセロとカラモ? パデッリ、カンセロ、ダウベルトはプレーする。明日の朝、練習して、これらの選手たちに期待する。なぜなら、選手が入れ替わる、どんでん返しが起こるから」

 指揮官は今季ニースから移籍金2000万ユーロ(約26億円)で獲得したダウベルト、そしてバレンシアから今季加入後に故障離脱していた右サイドバックのポルトガル代表DFジョアン・カンセロを、12日のコッパ・イタリア5回戦ポルデノーネ戦で起用する方針を明らかにした。

 今年10月の時点では、インテルの左サイドバックの勢力図は長友、ダウベルト、サントンの順だった。しかし、長友が11月の日本代表欧州遠征で離脱時に、サントンが頭角を現し、サントン、長友、ダウベルトにシフト。そして、今やサントン、ダウベルト、長友と、3番手への転落危機を迎えている。

 毎年、苦境を乗り越えて出番を手にしてきた長友は、この窮地を脱出できるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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