「日本はちょっと馬鹿正直」 日本代表の主将DFが指摘、北朝鮮に苦戦した理由とは?
北朝鮮にあり、日本になかったもの
「あれはショウゴくんやったけど、俺がファーストプレーだったらどうしてたかなとちょっと思った」と振り返る昌子は、北朝鮮の意図的とも言うべきプレーに脅威を感じたという。
「めっちゃ倒れ方が上手いやつがおるかもしれん。そうなったら、同じプレーをショウゴくんがしてもPKになるかもしれん。レフェリーが違ったらPKやったかもしれん」
その後の展開は一進一退の攻防となり、後半アディショナルタイム3分に井手口が代表2ゴール目となる決勝弾を叩き込み、日本が辛うじて勝利を手にした。日本は後半に入ると北朝鮮に攻め込まれる場面も目立ち、攻撃面では最後で崩しのアイデアを欠いた感は否めない。昌子は北朝鮮のような一種の“ずる賢さ”が不足していたと強調する。
「ああいうことを平気でしてくるチームだと思うし、そういうずる賢さですよね。そいういうことを考えると、日本はちょっと馬鹿正直じゃないですけど、そういうシーンはなかった」
苦戦を強いられながら初戦を白星で飾ったハリルジャパンだが、国内組で構成された久造チームだけに、攻守両面で課題を露呈する形となってしまったようだ。
【了】
大木 勇●文 text by Isamu Oki(Football ZONE web編集部)
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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