「乾vs柴崎」実現ならずも、“日本人不毛の地”で地元紙称賛 「ガクとイヌイが輝く」

スコアレスドローに終わった一戦で二人の日本人が主役に

 リーガ・エスパニョーラ第15節ヘタフェ対エイバルが現地時間9日に行われ、エイバルの日本代表MF乾貴士が先発出場、そしてヘタフェのMF柴崎岳が後半28分から途中出場。リーガ1部史上初の直接対決は実現しなかったが、地元スペインのメディアは「ガクとイヌイが輝く」と特集している。

 史上初の同時出場は果たせなかったが、0-0のスコアレスドローに終わった一戦の主役は二人の日本人だった。

 キックオフ前には「こんにちは日本!」と日本語で描かれた日の丸もエスコートキッズとともに登場。センターサークル上に乾と柴崎が並び、キックオフセレモニーには男子フィギュアスケートの名手で日本でも大人気のハビエル・エルナンデスが登場するなど、異例の日本人歓迎ムードの中で試合が開始された。

 スペイン紙「マルカ」は、「ガクとイヌイが輝く」とこの一戦を特集。「二人はラ・リーガの試合でプロモーション用のポスターの主人公だった」と紹介されている。

 先発した乾は前半34分にボレーシュートを放つなどの見せ場を作ったが、後半17分に途中交代。一方、左足甲骨折で3カ月間離脱していた柴崎は後半28分に左の攻撃的MFとして実戦復帰を果たした。

 柴崎はスタンドから万雷の拍手を受けるも、試合はスコアレスドロー。痛み分けになったが、技巧派の二人は“日本人不毛の地”と呼ばれたスペインで実力を見せている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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