浦和主将の阿部、クラブW杯初戦での敗戦に悔しさ露わ 「責任は感じている」

アルジャジーラに0-1で敗れ準決勝進出を逃す

 レアル・マドリードへの挑戦権を手にできなかった。浦和レッズのキャプテンを務めるMF阿部勇樹は、12日のFIFAクラブワールドカップ(W杯)準々決勝で開催国代表のアルジャジーラ(UAE)に0-1で惜敗後、瞳に溢れる悔し涙を必死にこらえた。

 試合後にテレビインタビューに応じた阿部は、「振り返るも何も……負けてしまったので悔しい」と言葉を振り絞った。

 終始試合を支配した浦和だったが、落とし穴にはまった。後半7分、カウンターの場面でセンターバックコンビの間を通すスルーパスを出された。そこに走り込んだマブフートがGK西川周作との1対1を制してゴール。この1点が最後まで重くのしかかった。

「どちらが先に1点を取るか。それが全て」と悔しさを噛み締めた阿部は、地の利を生かしたアルジャジーラについて「非常にいいチーム。いいチームとは分かっていた。その中でも勝っていかないといけない。それが結果として結びつかなかったので悔しい。責任は感じている」と語った。

 12日にアフリカ王者ウィダード・カサブランカと5位決定戦を戦う。「試合は続くので最後までしっかりと戦いたい」と2007年にクラブW杯で世界3位に輝いた唯一の登録メンバーであるベテランは、必死に前を向いた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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