北朝鮮監督、ハリルJ圧倒も土壇場の失点での敗戦を嘆く 「とてもとても辛い」
0-1敗戦に落胆するアンデルセン監督 「私たちは5、6回の得点機があった」
北朝鮮代表のヨルン・アンデルセン監督は、9日のE-1選手権初戦の日本戦でアウェーながら格上を圧倒したが、後半アディショナルタイム5分にMF井手口陽介(G大阪)にミドルシュートを叩き込まれて0-1で敗れたことを嘆いた。
味の素スタジアムに詰めかけた観衆2万806人は、信じられない光景を目の当たりにした。FIFAランク114位の北朝鮮が、同55位の日本のホームで躍動。高い連動性と鋭いカウンターアタックで、日本の最終ラインをいとも簡単に崩した。この日がA代表デビューとなったGK中村航輔(柏)がビッグセーブを連発し事なきを得たが、試合を支配していたのは明らかにハリルジャパンではなかった。
「まず私が言いたいことは不運だったということ。いい試合でした。日本戦に向けた戦術、準備も素晴らしかった。よく守った。日本にあまりチャンスを与えなかった。おそらく日本には最大1、2回程度のチャンスしかなかった。私たちの方は日本よりも多くのチャンスを作っていた。5、6回の得点機があった。最後に1点を取られてしまった。日本相手に最後の瞬間に負けるのは、とてもとても辛い」
ノルウェー人指揮官はこう嘆いた。決定機の数では圧倒していたと確信しているが、それでも井手口のミドル弾一発で完封負けという結果に終わった。北朝鮮の選手もハリルJ相手に優位性を維持していただけに、その落胆は大きいという。
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