リーガ史上初の日本人対決ならず 乾の交代後に柴崎が約3カ月ぶりの出場、試合は0-0ドロー
勝負どころでの投入に表れた信頼の高さ
攻撃にアクセントを加えたいヘタフェは、ポルティージョに代えて後半29分に柴崎を投入。スタジアムから万雷の拍手が鳴り響く。柴崎にとってはリーガ第4節、初ゴールを叩き込んだバルセロナ戦で左足甲を骨折して以来、約3カ月ぶりの公式戦復帰となった。乾との直接対決とはならなかったものの、勝負どころでの投入にはチームでの信頼の高さを感じさせた。
2列目左に入った柴崎はCKキッカーを任されるなど攻撃に絡もうとしたが、チーム全体がボールを送り込めず、チャンスを作れない。同43分にはリーガ1部初のイエローカードを受けるなど、得点には絡めなかった。とはいえ乾と柴崎がそれぞれピッチに立ったのは、日本人フットボーラーにとって“鬼門”と言われてきたリーガにおいて、エポックメイキングな1日になったのは間違いない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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