井手口の豪快ミドル弾、再び… ハリルJ救う一撃は「今さんが見ていてくれた」
北朝鮮に苦しむも後半ATに決勝ゴールをマーク 「集中して蹴れました」
劇的なゴールを奪ったのは、ハリルジャパンの常連となったダイナモだった。日本代表MF井手口陽介(G大阪)は9日のE-1選手権第1戦、北朝鮮戦の後半アディショナルタイム5分にバヒド・ハリルホジッチ監督も「美しいゴール」と称賛する劇的ゴールを決めて、チームを1-0の勝利に導いた。
引き分け濃厚のムードを打ち破る鮮やかな一撃だった。国内組のみで構成されたメンバーで大会に臨んだ日本代表は、明らかに連携不足で北朝鮮相手に苦戦を強いられた。しかし、0-0で迎えた後半アディショナルタイム5分、左サイドに開いたFW川又堅碁(磐田)のクロスボールをファーサイドのMF今野泰幸(G大阪)が頭で落とすと、井手口が右足でダイレクトシュート。GKの手前でDFの体をかすめたシュートがネットに突き刺さった。
「今さん(今野)が見てくれてるかなと思って走り込んだんですけど、ちゃんと見ていてくれていたので、(シュートを)抑えることだけに集中して蹴れました」
井手口はシュートの瞬間をこう振り返っている。ハリルホジッチ監督も「美しいゴールでした。そこまで形を作って、最終的にゴールにつながった。タイミングも良かった」と称賛した。
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