国内組のハリルJ、FIFAランク114位の北朝鮮と一進一退の攻防 0-0のまま後半へ
決定打を欠いた日本 北朝鮮に崩され中村が好セーブを見せるシーンも…
バヒド・ハリルホジッチ監督が率いる日本代表は9日、味の素スタジアムで行われたE-1選手権の初戦で北朝鮮代表と対戦し、前半を0-0で折り返した。
国内組で臨んだ日本はGKに中村航輔(柏レイソル)が入り、DF室屋成(FC東京)、谷口彰悟(川崎)、昌子源(鹿島)、車屋紳太郎(川崎)が並んだ。また中盤は今野泰幸(G大阪)、井手口陽介(G大阪)、高萩洋次郎(FC東京)となり、FWは小林悠(川崎)、倉田秋(G大阪)、金崎夢生(鹿島)。キャプテンは昌子が務めて試合がスタートした。
右サイドバックの室屋とGK中村の二人がA代表デビューを飾った一戦は、日本が序盤からボールを支配して敵陣まで押し込む展開が続く。前半15分には、今野のパスから金崎がヒールでつなぎ、倉田が相手GKとの1対1を制してゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定となった。その後も井手口がミドルシュートを放てば、左サイドでパスを回して打開を図るも決定打を欠く。
一方、同22分に北朝鮮がロングボールを前線に送ると、エリア内でFWキム・ユソンが抜け出して谷口に倒されるもPKの笛は鳴らなかった。ここから北朝鮮の反撃が続き、同25分にはエリア手前からミドルシュートを打たれ、これを相手FWチョン・イルグァンが合わせるもGK中村がビッグセーブ。さらに同27分、日本は左サイドを突破されてシュートを打たれ、中村が一度弾いたボールを再びヘディングで合わされるも、中村がキャッチして事なきを得た。
FIFAランキング55位の日本だが、同114位の北朝鮮を攻めあぐねる時間が続き、一進一退の攻防を展開。0-0のまま後半へと突入した。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images