「神級ゴラッソ」誕生! 豪快アクロバティック弾に海外称賛「センセーショナル」
ゼニトのMFイバノビッチが胸トラップからオーバーヘッドの華麗な一撃を披露
欧州サッカークラブによる第二のカップ戦、UEFAヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ最終節が7日に行われ、グループLのゼニト(ロシア)は、敵地でレアル・ソシエダ(スペイン)を3-1で下し、首位で決勝トーナメント進出を決めた。この一戦で、かつてチェルシーに在籍していたゼニトのセルビア代表DFブラニスラフ・イバノビッチが“オーバーヘッドのお手本”とも言うべき鮮やかな一撃を突き刺し、「神級ゴラッソ」「センセーショナル」と称賛を浴びている。
アクロバティックなゴールが飛び出したのは、1-1の同点で迎えた後半19分だった。
左CKのチャンスを得たゼニトだったが、相手GKのパンチングに遭い、ボールはペナルティーエリア外へとクリアされた。しかし、そのこぼれ球をMFダレク・クジャエフがダイレクトで浮き球のパスをゴール前に供給。イバノビッチはこれをゴールに背を向けながら胸でトラップすると、そのままジャンプして右足を高く振り上げ、オーバーヘッドシュートを敢行。ジャストミートしたボールは、ファーサイドのポスト際に吸い込まれ、値千金の決勝ゴールとなった。
無駄のない動きとGKが一歩も動けない完璧なシュートコースに、ペルーのサッカー専門サイト「デポルドットコム」は、「イバノビッチのアクロバティック技:神級ゴラッソ」と称賛。英スポーツメディア「スポーツ・バイブル」が「センセーショナルなオーバーヘッド」と伝えれば、サッカー情報サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」も「イバノビッチの功績:彼のゴールはクレイジーな一撃」と報じた。
レアル・ソシエダを抑え、グループL首位で決勝トーナメント進出に導いたイバノビッチの一撃は、多くのファンに語り継がれていくことになりそうだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images