リーガ公式、漫画タッチの画像「柴崎vs乾」を公開 初の日本人対決へ、スペインも注目
9日にヘタフェ対エイバル、88年の歴史でリーガ初の日本人対決が実現するか
リーガ・エスパニョーラ第15節は現在2戦連続ドローの首位バルセロナ、FIFAクラブワールドカップ連覇前の一戦となるレアル・マドリードなどに加えて、スペインで注目を浴びている一戦がある。それはMF柴崎岳を擁するヘタフェと日本代表MF乾貴士を擁するエイバルが9日に激突する試合だ。スペイン紙「AS」が特集した。
「ガクとイヌイ、日本人の決闘はアジアのプライムタイムに行われる」とのタイトルで伝えられた一戦は、88年のリーガ史上で初の日本人対決となる可能性がある一戦を、日本時間で観戦しやすい21時キックオフ(現地時間13時)にしたと伝えている。
それと同時に注目を集めているのが、リーガ公式ツイッターが公開した柴崎と乾の画像だ。日本文化の一つとして認識されている漫画タッチで二人が描かれている。端正な顔立ちをしている実際の柴崎と乾に比べ、少々クオリティーは今ひとつの感は否めないが、それでも日本らしさを表現するうえでの採用となった模様だ。
同紙は二人の現状についても紹介。柴崎は鹿島アントラーズ所属時の昨年、FIFAクラブワールドカップ決勝でレアル・マドリード相手に2ゴールを奪い、テネリフェへの移籍を果たしたことに言及。また、今季からヘタフェに移籍し、9月16日に行われたリーガ第4節バルセロナ戦でスーパーボレーを決め、その試合で左足中足骨を骨折して復帰段階にあることを伝えている。その一方で、乾はフランクフルトから30万ユーロ(約3500万円)でエイバルに加入。その後リーガ1部で日本人最多となる69試合出場を果たした実績を伝えている。
二人が同時出場となれば、スペインと日本のフットボール史に新たなページを刻む一戦となる。柴崎は欠場とも伝えられているが、はたして日本人同士がしのぎを削るシーンが見られるのだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images