あわや選手と衝突…試合中に車が突如乱入で暴走 クラブW杯開催地UAEで驚愕の事件

U-18の試合中に白い車が猛スピードでピッチに侵入、試合が16秒間中断のハプニング

 今年のFIFAクラブ・ワールドカップが現地時間6日からUAEで始まり、開幕戦は開催国王者アルジャジーラがオセアニア王者のオークランド・シティを1-0で下し、ホスト国クラブとしての威厳を保った。しかし、その数日前、UAEで行われた試合中に前代未聞の衝撃的な“事件”が起こっていた。

 スペイン紙「AS」や英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」など、複数の海外メディアがこぞって取り上げたのは、UAEで行われたアルジャジーラU-18とアル・アハリU-18のゲームでのひとコマだ。

 GKがパントキックで前線にボールを送ると、逆サイドから選手よりも大きい白い物影が登場。突如として猛スピードで車が“乱入”し、両チームの選手たちの間を縫って進みピッチを駆け上がると、急に右に方向転換。弧を描くようにさらに進路を変え、侵入してきた方向へと姿を消していった。

 嵐のようにやってきて、嵐のように去っていく“招かれざる客”に、試合は一時中断。幸いにも負傷者は出なかったというが、猛スピードの車が迫ってくるとあって、逃げるように走って距離を取る選手もいた。

「AS」紙は「UAEでフットボールのピッチに車が乱入」と見出しを打ち、試合が中断され、ホームチームのアルジャジーラに罰金が科されたことを報道。「フォー・フォー・トゥー」誌は、侵入した車がフォルクスワーゲンのビートルだとし、試合が16秒間ストップせざるを得なかったことを伝えている。また、UAEと同じ中東のサウジアラビア紙「アラブニュース」も「レッドカーード!」と“一発退場級”の事件だったと報じている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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