浦和FWの“ミスキック”がまさかの… ACL公式が「優勝チームのベスト弾」に選定
しかし本人は「正直なんか恥ずかしいなって」
「あれは完全なミスキックで、正直なんか恥ずかしいなって。あれを狙ったと言ったら、サッカーをやっている人にだったら絶対にバレる。ボールの勢いに負けましたね」
そんなちょっとした偶然も手助けした一撃だったが、試合展開や時間帯に加え、弾道の鮮やかさとゴールに吸い込まれるまでのスタジアムの空気が止まるような感覚、そして歓喜の爆発と、全てが揃うゴールだった。2戦合計5-4で川崎を下した浦和は、そのままアジアの頂点まで駆け上がったが、高木のシュートが今大会史上に残るビューティフルゴールとして高評価を受けることになった。
高木はアジア王者の座についた浦和の一員として、UAEで開催されるクラブワールドカップに臨む。初戦は9日の準々決勝(現地時間20時30分/日本時間10日1時30分)。クラブW杯で、自身の“狙い通りの一撃”を叩き込み、大会史上に名前を残す活躍を見せられるか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images