浦和FWの“ミスキック”がまさかの… ACL公式が「優勝チームのベスト弾」に選定
ACL川崎戦で決めた高木の一撃を大会公式ツイッターが「優勝チームベストゴール」認定
J1浦和レッズは今季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制してアジア王者に輝いたが、大会公式ツイッターは「優勝チームのベストゴール」として、準々決勝第2戦の川崎フロンターレ戦で決めたFW高木俊幸のゴールを紹介している。しかし、この絶妙ループは完全なるミスキックだったという舞台裏があった。
浦和はこの川崎戦、敵地での初戦で1-3と敗れると、ホームでの第2戦でも先制点を許して2戦合計1-4という大苦境に陥った。しかし、川崎のDF車屋紳太郎が退場処分になったのをきっかけに流れをつかむと、一気呵成のゴールラッシュ。後半39分に2戦合計4-4まで追いついた。
そして、その1分後、攻撃参加した浦和DF森脇良太は、ペナルティーエリア内の左サイドでフリーになっていた高木に浮き球パスを送った。高木はこのボールを左足インサイドで合わせると、ボールは川崎GKチョン・ソンリョンの頭上をフワリと越えてゴールに吸い込まれる絶妙なループシュートで決勝弾となった。
ゴール直後の高木は、どこか微妙な表情と遠慮がちなガッツポーズを見せたが、あっという間に味方選手たちに囲まれた。高木が見せた行動の理由は、試合後に明らかになる。