元日本代表DF加地が選出した「対戦して嫌だった選手」 あの天才や世界的名手の名も…
現役引退の加地が対峙して嫌だった「相手の裏をかいてくる選手」 栄えある1位は…
ファジアーノ岡山の元日本代表DF加地亮が11月25日、今季限りでの現役引退を発表した。1999年のワールドユース(現・U-20ワールドカップ)ナイジェリア大会で準優勝を果たした”黄金世代”の一人で、J1通算300試合、J2通算199試合、MLSで15試合に出場。日本代表としても、2006年のドイツ・ワールドカップ(W杯)に出場するなど64試合2得点を記録した歴戦の右サイドバックに、「これまで対戦してきた中で嫌だった選手」を訊いた。
加地が嫌だと感じるのは、「相手の裏をかいてくる選手」だったという。「真っ向勝負で、スピードで仕掛けてくるヤツは大丈夫なんですよ。ゴリゴリとフィジカルでくるヤツも大丈夫。それよりも、テクニックがあって周りと連係しながら崩してくるヤツは徐々に痛めつけられる感じがして、ほんまに嫌でしたね」と笑みを浮かべる。
日本人選手では、少し迷いながら3位に「中村俊輔」(ジュビロ磐田)の名を挙げた。「シュンさんかなあ。シュンさんこそ、ほんまに相手の裏をかくのが上手いから嫌でしたね」と振り返る。
続いて触れたのは、「アレックス」だ。清水エスパルスや浦和レッズなどで活躍し、日本代表のチームメイトだった三都主アレサンドロは、「全盛期はほんまえぐかった。全然止められへんかった。特にエスパの時が強烈だった」。当時、脱帽していたと明かした。
そして、1位は「中村憲剛」の一択だったようだ。「ケンゴのパスはエロい(笑)。ほんまパスを出すタイミングとか、狙っているところがめっちゃエロい」と、加地独特の言い回しで、ついに悲願のJ1リーグ制覇を成し遂げた川崎のレジェンドを称えた。