W杯“秘密兵器”候補の20歳SB ハリルも認める「他の人が持っていない」両足のキック精度
セットプレーを「蹴らせてもらえるなら…」
元々は右利きの初瀬だが、中村俊輔(ジュビロ磐田)に憧れて練習を重ねたという左足のキックは、今や右足と遜色のない精度を誇る。ハリルホジッチ監督も「両足が使えて、いいキックを持っている」と語っており、「守備よりも攻撃で面白い選手」と評価。今回の合宿を通じて多少守備面で物足りなさを感じたとしても、「SBだけではなく、中盤でもプレーできる」とも語っているため、代表デビューを果たす可能性は十分にありそうだ。
近年の日本代表はセットプレーからの得点が少ないことが大きな課題になっているが、ハリル監督から直々にキッカー候補としても名前を挙げられた。「蹴らせてもらえるなら蹴りたい」と語る初瀬が、近年のA代表SB陣とは一味違う武器で鮮烈なインパクトを残せば、一躍ロシアW杯に向けた“秘密兵器”として名乗りを挙げるかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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