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「香川の発見者」がJ2での“原石時代”を回想 「カガワを見るために日本へ6回行った」
敏腕ミスリンタート氏は代理人クロートの助言を受けてJ2でプレーする香川を視察
ドルトムントは2010年に欧州ではまだ無名だったはずのMF香川真司をセレッソ大阪から引き抜いた。補強に尽力したスヴェン・ミスリンタート氏はドイツメディアのインタビューで、J2でプレーしていた香川の視察を6度も行っていたと明かしている。
ミスリンタート氏は2007年からドルトムントで働き、スカウト部長として香川を筆頭にガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンやフランス代表FWウスマン・デンベレ(現バルセロナ)といったタレントを獲得してきた。そして、先月プレミアリーグの強豪アーセナルに引き抜かれる形でドルトムントを退団した。
ドイツ誌「キッカー」誌のインタビューに応じたミスリンタート氏は、自身が携わった移籍の中から香川とオーバメヤンに言及している。
それによれば、「トーマス・クロートから助言を受けた」とドイツ人の代理人であるクロート氏の推薦で09年にJ2でプレーしていた香川を視察。そのクオリティーがすぐに目に止まったという。記事によれば、同氏は「日本の2部リーグの選手を獲得しようと監督に薦めた。彼らを説得する必要があった」とコメントしている。さらに、「我々は彼を見るために日本へ6回行った。カガワは35万ユーロ(約4670万円)でやって来た」と頻繁に視察を繰り返していたことも明かした。
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