J1得点王・小林悠が誓う「ゼロ」からの脱却 「まだ決めたことがないので…」
国内組で挑むE-1選手権 指揮官の期待に応え、ゴールを決められるか
バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は、9日に開幕するE-1選手権に向けて4日からトレーニングを開始した。国内組で臨む今大会は、A代表の実績が少ない選手が多く招集されている。それを感じさせるのはFWの得点数で、今季J1得点王に輝いたFW小林悠(川崎フロンターレ)も「0得点」からの脱却を目指す。
海外組に加えてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を優勝し、クラブワールドカップに出場する浦和勢も欠く今回の代表は、フレッシュなメンバーが並んでいる。A代表の出場試合数で見ると、二桁に乗っているのはMF今野泰幸(ガンバ大阪/90試合4得点)、MF清武弘嗣(セレッソ大阪/43試合5得点)、FW金崎夢生(鹿島アントラーズ/10試合2得点)の3人だけ。得点数で見ても、この3人以外にゴールを挙げたのは倉田秋(ガンバ大阪/6試合2得点)、MF井手口陽介(ガンバ大阪/8試合1得点)、FW杉本健勇(セレッソ大阪/5試合1得点)、FW川又堅碁(ジュビロ磐田/5試合1得点)に限られる。
その中で小林は、W杯アジア最終予選の敵地オーストラリア戦に先発出場するなど、ハリルホジッチ監督から期待をかけられている一人だ。もっとも、出場8試合でゴールはまだない。「やっぱり得点を決めたいですね。まだ(代表で得点を)決めたことがないので」と話すのは、偽らざる気持ちだろう。
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