イラン代表監督がW杯へ“不退転の決意” 同国連盟に合宿要求「私はクビでもお構いなしだ」
ケイロス監督、抽選会を受けて要求「誇りとプライドをもたらす特別な準備が必要」
イラン代表はロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を勝ち抜き、アジア勢一番乗りで本大会出場を決めた。組み合わせ抽選会を受けて、ポルトガル、スペイン、モロッコが同居する過酷なグループBに入ったが、ポルトガル出身のカルロス・ケイロス監督はイランサッカー連盟に対して国内合宿の開催を要求。「今回は自分の意見を言わせてもらう」と不退転の決意を示している。
モスクワのクレムリン宮殿で行われた組み合わせ抽選会を終え、ケイロス監督は自身のフェイスブックを更新。動画を投稿し、来年6月の本大会に向けた合宿開催を要求した。
「私はイランには特別な国内合宿が必要だと主張するためにこうしている。私は脅迫など気にしない。彼らは私に話をしないようにしている。イランのファンはワールドカップに向けた特別な準備にふさわしい。我々は誇りとプライドをもたらすために特別な準備を行う必要がある」
穏やかな口ぶりの中にも、確固たる決意をのぞかせた。1996年に名古屋グランパスを率い、2003-04シーズンにはレアル・マドリードで指揮を執った経歴を持つケイロス監督は、水面下で連盟から圧力を受けていたことを匂わせながら訴えた。
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