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「アイツは誰だ?」 歴史的勝ち点をもたらしたGKの“シンデレラボーイ弾”が話題沸騰
昇格組ベネベントのGKブリニョーリが後半アディショナルタイムに劇的な同点ヘッド
セリエAで劇的な一撃が生まれた。今季クラブ史上初の昇格を果たしたベネベントが、3日に行われた第15節・ミラン戦の後半アディショナルタイムに劇的な同点弾。しかも、スコアラーがGKというドラマティックな展開で、15試合目にしてセリエA初となる勝ち点1をもぎ取り、殊勲者のGKが「アイツは誰だ?」と話題を呼んでいる。
サッカーの神様が用意した結末は劇的だった。
ベネベントが1-2と1点ビハインドで迎えた後半45+5分。ペナルティーエリア左で得たFKには、最後のチャンスとばかりにGKアルベルト・ブリニョーリも上がらせ、全11人で攻撃に出た。キッカーのMFマルコ・ダレッサンドロが中央に蹴り込むと、一人だけフィールドプレーヤーの黒色のユニフォームではない、緑色のGKウェアを纏ったブリニョーリがボールに合わせてダイビング。身長187センチから繰り出された打点の高いヘディングシュートは、ゴール右隅に見事に突き刺さった。
ミランのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマが一歩も動けない鮮やかな一撃に、ブリニョーリはもとより、チームメイト、そしてスタジアムに駆け付けた地元サポーターもまるでお祭りかのように“歓喜モード”に突入。それもそのはずで、今季クラブ史上初のセリエA昇格を果たしたスモールクラブが、GKの劇的弾で同点に追いつき、名門ミランを相手に、クラブ史上初の勝ち点を手にする瞬間が訪れようとしていたのだ。試合はそのまま2-2で終了し、開幕14連敗中だったベネベントは15試合目にしてついに勝ち点1を記録した。