今季Jベストゴール候補!? 札幌の怪物FW、英国仕込みの“ワールドクラス弾”で会場騒然
今季ホーム最終戦でジェイが開始6分にスーパーボレー弾
J1リーグ最終戦となる第34節が2日に各地で行われ、すでにJ1残留を勝ち取っていた北海道コンサドーレ札幌は本拠地でサガン鳥栖と対戦し、打ち合いの末に3-2と勝利。11位に浮上しJ1昇格1年目の戦いを終えたが、この試合で衝撃の一撃が生まれた。
その瞬間は開始わずか6分に訪れた。札幌DF横山知伸が自陣から前線へロングボールを供給。一気に相手ペナルティーエリア内に送られたボールに対して、FW都倉賢が素早く落下地点に入り込んで相手と競り合いながらヘディングで後方に落とす。ペナルティーエリア手前中央で待ち構えていたのが、元イングランド代表FWのジェイ・ボスロイドだ。
都倉が相手と競る様子を数メートル後ろで見ていたジェイは、ヘディングでのパスが足もとに届くと迷いなく左足を一閃。左足アウトサイド気味で捉えた豪快な一撃は、左にややカーブしながら落ち、ゴール左隅へと吸い込まれた。12月のE-1選手権で2年半ぶりに代表復帰を果たした鳥栖のGK権田修一は反応していたものの、ワールドクラスとも言える豪快なシュートを防げず。ジェイの3試合連続ゴールで札幌サポーターのボルテージは一気に高まった。
その後、前半16分に都倉がドリブルから追加点を奪い札幌が2-0とリードするも、鳥栖に2点を返されて2-2の同点。しかし、後半43分にFKから横山が頭で合わせて3-2と勝利を飾り、今季ホーム最終戦に花を添えた。
今夏札幌に加入したジェイは14試合で10得点を叩き出し、とりわけ終盤の3試合で4ゴールと3連勝に貢献。ゴールした試合は6勝1分の負け知らずという強力助っ人は、最終戦でもスーパーゴールで強烈なインパクトを残した。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images