マルセイユルーレット、股抜き… バルサMFの“華麗すぎる足技”をリーガ公式も称賛

名将グアルディオラの寵愛を受けたブスケッツの“匠の技”に改めて脚光

 バルセロナは今季、ブラジル代表FWネイマールがパリ・サンジェルマンに去り、新加入のフランス代表FWウスマン・デンベレが左太ももを負傷して長期離脱するなか、11勝3分と首位を快走している。そんな名門の中盤を支えるのが、スペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツだ。189センチの長身ながら卓越した足技を誇る唯一無二の存在を、リーガ・エスパニョーラ公式ツイッターも過去に披露したテクニック動画付きで紹介している。

 バルサの中盤には、クラブの象徴であるスペイン代表MFアンドレス・イニエスタ、クロアチア代表MFイバン・ラキティッチとテクニシャンが並ぶ。その二人と同等、もしくはそれ以上に代えのきかない存在となっているのがブスケッツである。ポジション的には中盤の底という守備的な位置ながら、名将ジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ監督)の寵愛を受けたように、組み立てのセンスと足もとの技術は一級品だ。

 リーガ・エスパニョーラ公式ツイッターは、29歳の名手がまるで音楽に合わせて踊っているかのような美技の数々を、「ザ・ブスケッツ・ブギ」と題して公開。反転しながらボールを足裏でコントロールする「マルセイユルーレット」に始まり、ノールックでのチップパス、トップスピードに乗った状態でのヒールパス、股抜き、片足でボールを浮かせる高等テクニック「シャペウ」など、まるで足に吸い付くかのようなボール捌きに、ファンからは「マエストロ」の声も挙がっている。

 現在はカタールのアル・サッドでプレーする元スペイン代表MFシャビからも、バルサ退団の際には「彼がピッチで僕の代わりになると思う。間違いなく、今後10年のバルセロナでリーダーになる宿命にある」と後継者に指名されていたブスケッツ。各国の代表クラスが集う名門バルセロナの中でも、その“匠の技”はひと際輝いている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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