途中出場で躍動した香川に独紙が賛辞 「素晴らしいドリブルとミスのないパスが復活」

敵地レバークーゼン戦で前半途中からプレー 地元2紙でチーム2位タイ評価

 ドルトムントのMF香川真司は、2日の敵地レバークーゼン戦(1-1)に途中出場して2試合ぶりにピッチに立った。ゴールに絡めずにチームも勝利を逃したが、正確なパスでチャンスを演出したプレーには、現地メディアも「素晴らしいドリブルとミスのないパスが復活した」と賛辞を送っている。

 ドルトムントは前半30分、高いディフェンスラインの背後を簡単に突かれて失点。前半のうちにMFマクシミリアン・フィリップとMFゴンサロ・カストロの二人が負傷交代するアクシデントにも見舞われたが、反対にレバークーゼンはDFヴェンデウが一発退場となって数的優位を得た。そして、後半29分にFWアンドレ・シュールレのラストパスからFWアンドリー・ヤルモレンコが同点ゴールを奪った。

 香川は負傷したカストロに代わり、前半44分から急きょピッチに登場。スペースを見つけてボールを受けると、正確なパスを前線に供給して攻撃にリズムをもたらした。試合終了間際には味方とのパスワークで左サイドを突破してから上げたクロスが相手DFの手に当たったようにも見えたが、主審の笛はならずにPK奪取とはいかなかった。

 溌溂としたプレーを見せた香川に、現地メディアも好印象を受けたようだ。ドイツ地元紙「WAZ」は途中出場の香川に、採点(1が最高、6が最低)でシュールレと並ぶチーム2位タイの3点をつけた。寸評では、「10人の相手を倒すために特権を与えられ、素晴らしいドリブルやミスのないパスが復活した」と、精度の高いプレーを取り戻したと高い評価を受けている。

 

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