ロジャース監督が無許可で取材に応じたスターリングに反省を促す
「若さ故の過ち」
ただし、指揮官は記者会見で懐の深さを示しつつ、スターリング本人に反省を促した。
「インタビューに関する許可を我々は出していない。正直なところ、我々全員にとって驚きだった。選手を世話している人々はさまざまな役割があ る。ここ数年のフットボールの世界で違った経験を見ていた。彼は若い選手で、ピッチ内外で学んでいる段階だ。若者は時に過ちを犯す。我々の関係が強固であることが重要だ。彼は私がクラブと彼のために働いていることを理解している。我々同様に、彼も学ぶだろう。クラブと彼の最高の利益のために働いていることを理解している」
そして、クラブの許諾もなく、周囲を騒がせる発言をしたスターリングの軽挙を許した。
「若いうちには過ちを犯すものだ。この若者は契約やお金に関するすべての話題を止めようとしたんだと思う。フットボールにすべての集中が向けられることを願っている。リバプールはフットボール界のスーパーパワーを持つクラブの一つだ。オーナーもお金は問題ではない ことを明確にしている。クラブが選手を放出したくなければ、放出する必要がない。それはシンプルだ。お金はここでは目的ではないんだ」
決戦前の指揮官は、「若さ故の過ち」と言い、渦中のスターリングを必死にかばった。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images