日本、W杯躍進の鍵は“Wシンジ” 海外メディア提言「ベターな二人を加えるか否か」
日本の現状に言及…香川と岡崎を名指し「彼らは今なお日本のベストの選手」
1日(日本時間2日)に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)組み合わせ抽選会の結果、バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表はポーランド、セネガル、コロンビアと同居するグループHへと組み込まれた。スポーツ専門テレビ局「ESPN」は同グループの現状を紹介。日本についてはMF香川真司(ドルトムント)とFW岡崎慎司(レスター・シティ)の復帰が鍵を握ると分析している。
「グループHは“通好み”のグループだ。ポーランドやコロンビアといったスーパーミドル級クラスのチームと、決して過小評価してはならないセネガルと日本が入る、拮抗したグループとなった。面白さが約束されたと言える」と、どこが勝ち上がってきてもおかしくない実力伯仲の4チームとしている。ただ同局の順位予想は1位ポーランド、2位セネガル、3位コロンビア、4位日本となっている。特に興味深いのは日本に対する寸評だ。
「果たしてハリルホジッチ監督は、日本のチームにベターな“二人のシンジ”を加えるのか否か。オカザキと香川だ。彼らは今なお日本のベストの選手と言っていい」
それぞれイングランドのプレミアリーグ、ドイツのブンデスリーガという舞台で戦い続けている岡崎と香川だが、ロシアW杯アジア最終予選の後半戦では出場機会が限られた。ブラジル、ベルギーと対戦した11月シリーズで、FW本田圭佑(パチューカ)とともに“二人のシンジ”も招集外になったことは海外でも驚きを持って伝えられた。ただ世界的に見た場合、二人の力はまだ必要とみなされているようだ。
なお、日本時間2日午前10時時点での支持率はコロンビア44%、ポーランド39%、セネガル12%に対して、日本はわずか6%にとどまっている。前評判は低いと言わざるを得ないが、ハリルホジッチ監督率いるチームは下馬評を覆すことができるだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images