「スリリングな最終戦」 川崎の大逆転Vを海外紙称賛「歴史的タイトル」「パーティー!」

「鹿島がつまずき、川崎は恩恵」と海外紙 ラスト2戦で川崎は連勝、鹿島は連続ドロー

 J1リーグは2日に最終節を終え、川崎フロンターレが逆転優勝を飾り、悲願の主要初タイトルを獲得した。鹿島アントラーズを得失点差で上回った僅差での逆転Vに、海外メディアからも「スリリングな最終戦と歴史的タイトル」と称賛の声が上がっている。

 最終節前の時点で、1位鹿島は勝ち点71(得失点差+22)、2位川崎は勝ち点69(得失点差+34)。勝ち点差2で川崎が追走するなかでリーグ最終節を迎えた。川崎がホームで大宮アルディージャに5-0と快勝した一方、鹿島アントラーズは敵地でジュビロ磐田と0-0ドロー。この結果、川崎と鹿島が勝ち点72で並び、得失点差で上回った川崎が大逆転でJ1リーグ初優勝を果たした。

「パーティー! 川崎フロンターレが初タイトルを獲得」と伝えたのは、オランダメディア「sportnieuws」だ。鹿島が引き分けて勝ち点を取りこぼしたことを受け、「鹿島がつまずき、川崎は恩恵を受けた」と記している。またポルトガル紙「ア・ボラ」は、「鹿島が最後の2試合で引き分け、川崎の逆転を許した」と言及。鹿島は第33節の本拠地柏レイソル戦で0-0と引き分けていた一方、川崎は敵地の浦和戦で1-0と勝利しており、最後の“土壇場力”で差が出たとしている。

「ギリギリで鹿島を凌駕した川崎」と報じたのは、フランス紙「レキップ」だ。どちらにタイトルが転がっても不思議ではなかった状況を踏まえつつ、「スリリングな最終戦と歴史的なタイトル」と川崎の逆転優勝を称えている。

 最終節までもつれ込んだJ1リーグ優勝争いのドラマは、海外でも反響を呼んでいるようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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