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来季ファン・ハール監督が率いるマンチェスター・Uの最高と最悪のシナリオ
ルーニーをはじめとする個性派軍団を統率できるか
前々回のコラムで、マンチェスター・U番の記者達に「ベストの選択なのか?」と、ファン・ハール監督への本音をたずねたが、奇しくもファン・ハールの問題点として、地元紙『マンチェスター・イブニング・ニュース』のロブ・ドーソン記者が「選手との確執の可能性」について語ったが、そのコメントをもう一度ここで紹介したい。
「非常に強い性格で傲慢とも言われる。マンチェスター・Uには個性の強い選手が多い。そうした選手達をどうまとめるのか。個人的には豪腕だけではまとまらないチームだと思う」
ギグスが助監督に就任した今なら、ドーソン記者の意見も多少変わるかも知れないが、確かにマンチェスター・Uには豪腕だけでは従わせることができない選手もいるだろう。
その最右翼はルーニーではないか。一昨季には育ての親とも言えるファーガソン監督との不仲が発覚。一年前は移籍が確実視されていた。
モイーズの唯一の功績は、間違いなくルーニーを引き止めたことだと思うが、今年の1月に契約延長した際、10か月の短命に終った前監督は、ビディッチ離脱後の主将任命もルーニーに確約していた。
それがファン・ハール監督で、どうやら来季以降の主将はファン・ペルシーで確定しそうだ。さらにロッペン、スナイデル獲得といった、さすがのルーニーも影が薄くなりそうな補強もありそうである。