去就問題加熱のスターリング リバプールとの契約拒否の理由はスアレスとジェラード?

ワールドクラスの名手との競演を希望

 リバプールのMFラヒーム・スターリングが、新契約の合意に達しない理由に2人の選手の存在が関係していることを語っている。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。

 クラブの主軸を担う20歳のエースは2017年に契約満了を迎えるが、リバプールとの契約延長が暗礁に乗り上げている。その状況を受け、アーセナルやレアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘンなどのビッグクラブから強い関心を寄せられている。

 2度に渡り契約延長オファーを拒否したスターリングは、リバプールとの新契約に合意できない理由として、2人の大先輩が関連していることを示唆した。

「日々、ワールドクラスのプレイヤーたちと一緒にプレーしたいんだ。だが、リバプールからは2人のワールドクラスが去ることになる。これはクラブにとって大きい損失だ。もちろん、今でも良い選手はたくさんいるけどね」

 スターリングが口にした2人のワールドクラスとは、昨季終了後にバルセロナに移籍したFWルイス・スアレスと、今季終了後に退団するMFスティーブン・ジェラード。世界最高クラスのストライカーとキャプテンの不在は、チームのみならず、スターリング自身の成長にとっても、大きな痛手となることを認めている。

 スターリングは昨季、スアレスとジェラードの2人と共にプレーしたことで、飛躍的な成長を遂げた。今季からエースの重圧を背負うことで、若武者はワールドクラスの領域に上り詰めつつある。しかし、偉大な2人の大先輩がクラブを去ることで、リバプールでの成長に限界を感じ始めているのかもしれない。移籍か契約延長か、スターリングの決断に注目が集まる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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