ビラス=ボアス監督が上海上港を辞任へ “一時休業”の可能性を英紙が指摘

延長契約のオファー提示を受けるも固辞 プレミアのクラブとの接触も噂されたが…

 中国1部・上海上港のアンドレ・ビラス=ボアス監督が辞任し、監督を休業することが分かった。英紙「テレグラフ」が報じている

 40歳のビラス=ボアス監督は、2016年11月にスベン=ゴラン・エリクソン前監督の後を引き継いで上海上港の監督に就任した。

 ブラジル代表FWフッキやMFオスカルら強力な攻撃陣を率い、今季はAFCチャンピオンズリーグ(AFC)で準決勝まで駒を進めたものの、優勝した浦和レッズに敗戦。国内カップでは決勝で上海申花と戦ったが、アウェーゴールの差でタイトルを逃していた。

 クラブは1年間の契約延長のオファーを提示するも、ポルトガル人指揮官はこれを固辞。退団を選択したという。ロナルド・クーマン監督を解任したエバートンなどプレミアリーグクラブからの接触も噂されたが、現時点ではイングランド復帰の可能性もないという。

 記事によれば、ビラス=ボアスは監督業を一時休業する見込みだという。まだ40歳と若いが、長く監督をやるつもりはないとの意向を以前から明らかにしている。モータースポーツや自転車レースに関心を持ち、チェルシー時代には将来的に「世界一過酷なモータースポーツ」と言われる耐久レースの「ダカール・ラリー」に関わる仕事をしたいと話していたという。

 21歳で指導者としてのキャリアを歩み始め、トップレベルで実績を積んだ青年監督は、サッカー界から転身を果たすことになるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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