ロシアW杯メンバー入りへの“ラストチャンス” 初招集組5人の「ハリル評」は?
東京五輪世代から初瀬、J1首位を走る鹿島から山本、三竿が選出
ロシア・ワールドカップ(W杯)本大会のメンバー入りへ、滑り込みのラストチャンスを手にした初招集組は5人だった。12月9日から行われる「EAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会」に挑む日本代表メンバーが29日に発表された。その新顔、そしてバヒド・ハリルホジッチ監督の“寸評”を紹介する。
今年のU-20W杯を戦った東京五輪世代から、初のA代表招集となったのはDF初瀬亮(ガンバ大阪)。世代別代表で不動の左サイドバックを務めただけでなく、今季はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のピッチにも立った。第33節終了時点で18試合出場、直近の4試合ですべてフル出場している。ハリルホジッチ監督が「サイドバックだけでなく中盤でもプレーできる」と評したように、その万能性も買われたようだ。
J1で連覇を目前に控える鹿島アントラーズからはDF山本脩斗、三竿健斗の2人が初選出となった。早稲田大、ジュビロ磐田を経て2014年鹿島に加入した山本は、サイドバックながら「ヘディングも良いものがある」(ハリルホジッチ監督)。セットプレーなどで攻撃に絡める万能性が武器だ。
一方クラブ、そして今回の招集でもMF登録の三竿は今季、センターバックとしてもプレー。「彼はボールを奪える選手で、奪った後のファーストパスも面白い」と指揮官からも期待を懸けられている。
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