国内組限定のハリルJ、E-1選手権メンバー23名発表! 清武や金崎らが復帰、三竿ら初招集

東アジア3カ国と対戦、国内組のベテランと若手をミックス

 日本サッカー協会は29日、12月に味の素スタジアムで開催される「EAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会」に挑む、日本代表メンバー23名を発表。同大会は国際Aマッチデーに該当しないため海外組は招集できず、国内組のみのフレッシュな顔ぶれとなり、MF清武弘嗣(C大阪)、FW金崎夢生(鹿島)ら実力者も復帰している。

 同大会は日本を含めた東アジア4カ国が参加して争われ、男子の日本代表は9日に北朝鮮、12日に中国、16日に韓国と対戦する。国内組のみで挑むことになる同大会について、チームを率いるバヒド・ハリルホジッチ監督は「Jリーグの選手は自分を見せてA代表に立候補する素晴らしい機会」とコメント。DF槙野智章やMF長澤和輝、GK西川周作ら浦和レッズ勢は、クラブワールドカップと大会日程が重なるため招集できず、「直前に山口蛍(C大阪)の怪我もあった。作成したリストが直前に変わることになった」としたが、「目標は優勝であるべきです」と断言した。

 発表されたリストは、じつにフレッシュなものとなった。MF清武、MF大島僚太(川崎)、DF西大伍(鹿島)、DF谷口彰悟(川崎)、MF今野泰幸(G大阪)、FW金崎らが代表復帰した一方、20歳の初瀬亮(G大阪)、21歳の三竿健斗(鹿島)、24歳の伊東純也(柏)らが初招集となった。

 ハリルホジッチ監督は以前、ロシア・ワールドカップ(W杯)本大会メンバーの選考について、「(国際Aマッチデーのある)来年3月に向けて最終的なチームをそのへんで決めたい」と明かしており、12月のE-1選手権はメンバー入りの当落線上にいる国内組にとっては最後のアピールの場と言える。

 11月のブラジル、ベルギー戦を終えて指揮官は、「国内組全員に言えるが、リズムに付いていけていない。もしかしたら(山口)蛍だけがフィジカル的な能力が高い。こういった試合のリズムに十分付いていけるのは彼だけだ。他の選手はまだまだ」と厳しい見解も示しており、東アジア勢との3試合ではその評価を覆すような強烈なアピールが求められる。

 メンバーと大会日程は以下の通り。

■日本代表招集メンバー

GK
東口順昭 (ガンバ大阪)
中村航輔 (柏レイソル)
権田修一(サガン鳥栖)

DF
西 大伍(鹿島アントラーズ)
初瀬 亮(ガンバ大阪)
車屋紳太郎(川崎フロンターレ)
山本脩斗(鹿島アントラーズ)
三浦弦太(ガンバ大阪)
植田直通(鹿島アントラーズ)
昌子 源(鹿島アントラーズ)
谷口彰悟(川崎フロンターレ)

MF
三竿健斗(鹿島アントラーズ)
今野泰幸(ガンバ大阪)
井手口陽介(ガンバ大阪)
髙萩洋次郎(FC東京)
大島僚太(川崎フロンターレ)
清武弘嗣(セレッソ大阪)

FW
伊東純也(柏レイソル)
小林 悠(川崎フロンターレ)
倉田 秋(ガンバ大阪)
阿部浩之(川崎フロンターレ)
杉本健勇(セレッソ大阪)
金崎夢生(鹿島アントラーズ)

■EAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会・試合スケジュール

12月9日 日本対北朝鮮@味の素スタジアム
12月12日 日本対中国@味の素スタジアム
12月16日 日本対韓国@味の素スタジアム

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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