ネイマール移籍後のバルサが手にした“進化” メッシ告白「より強固になった」

バルベルデ監督が守備を整備 「中盤はより冷静にプレーできている」

 バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、昨季まで世界最強3トップを形成していたブラジル代表FWネイマールをパリ・サンジェルマン(PSG)移籍で失った代わりに、チームが手に入れることになった、“ある進化”を告白している。ドイツ紙「キッカー」が報じた。

 今季のバルセロナは第13節終了時点で2位バレンシアに勝ち点4差をつけて首位をキープしている。トリデンテ(三叉の槍)の一角を成した“魔術師”FWネイマールを失ったが、得点数は34でリーグトップ。失点数もリーグ最少の5点という盤石ぶりを示している。これはネイマール移籍に対応するための、チームとしての進化だという。

「ネイマールの移籍で我々のプレースタイルは挑戦を強いられた。我々は攻撃面の火力を失ったが、守備面でより組織だっている。我々の中盤はより冷静にプレーできているし、よりバランスが取れている。それが守備的に、より強固になった理由なんだ」

 メッシ、ネイマール、そして、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスという3トップの個人技と連携に攻撃を託す従来の豪快なスタイルから、よりチーム全体での機能性を高める方針に、エルネスト・バルベルデ監督は舵を切った。その見返りとして、最強の攻撃力を誇った名門は守備面を進化させることに成功したという。

 ネイマール離脱の多大な衝撃が予想されたが、バルベルデ監督によるスタイル変更で、バルサは昨季までとは趣の異なる強さを示している。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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