“闘犬”ガットゥーゾの本領発揮! ミラン監督就任早々、選手にオフ返上の非情通告

立て直しを託された新指揮官、復活に向けて地獄のトレーニングを科すか

 ACミランは先週末のリーグ第14節トリノ戦をスコアレスドローで終えるとヴィンチェンツォ・モンテッラ監督を解任したが、後任となったジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は、現役時代を彷彿させる闘志をいきなり見せているという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 ミランは現地時間26日のトリノ戦を0-0で終えると、モンテッラ監督を解任した。そしてすぐに後任として、現役時代にミランの中盤で“闘犬”の愛称で親しまれたガットゥーゾ氏を招聘。すると、闘志あふれる指揮官は、不甲斐ない成績に終わっているミランの選手たちに非情通告をしたという。

 それは、試合2日後に入っていたオフの返上。ガットゥーゾ監督は選手たちにとって週に一度の休息日となっていた28日のオフをキャンセルし、トレーニングを行うと通告したという。

 ミランは順位こそ7位だが、首位ナポリからは勝ち点18差と圧倒的な差をつけられ、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を得られる4位ローマからも勝ち点11差と置いていかれている。

 シーズン前に2億ユーロ(約260億円)級の大型補強を行ったことからの期待には程遠い成績だが、オフ返上で地獄のトレーニングを科す指揮官の下で復活を果たすことはできるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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