香川は「輝ける瞬間もあるが…」 海外メディアが韓国代表エースの充実ぶりと比較

「ESPN」がAFC年間表彰式の「国際最優秀選手賞」の受賞レースを特集

 ドルトムントのMF香川真司が、アジアサッカー連盟(AFC)主催の2017年度年間表彰式で「国際最優秀選手賞」にノミネートされた。11月29日にタイの首都バンコクで開かれる授賞式で、香川は2012年以来となる二度目の栄冠に輝くことができるだろうか。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が栄冠の行方を占うなかで、「かつての高みに到達していないかもしれない」と香川の苦境を伝えている。

 トットナムの韓国代表FWソン・フンミン、ハダースフィールドのオーストラリア代表MFアーロン・ムーイが選出されている候補者3人のなかで、香川が真っ先に登場する。

「ミッドフィールダーは、ドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドに移籍する前の高みに、まだ到達していないかもしれない。しかし、彼はドイツの巨人に復帰後、かつての兆候を示している」

 寸評では2012-13シーズンにユナイテッドへ移籍する前に、ドルトムントの2連覇の立役者となった頃の香川には戻っていないと厳しく指摘する一方で、復権の気配があることも認めている。

「9月のアウクスブルク戦で、エリアの端から走りながらのチップキックで決めたゴールは最大の甘美だった。アシストやパスも2010年や11年の日々を想起させる。28歳は1試合を残して6大会連続のW杯出場を決めた日本代表の一員でもある」

 アウクスブルク戦の華麗なループ弾やアシストなどで、全盛期を彷彿させる輝きを放つシーンもあると評価されている。

 

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