物議を醸すバレンシア戦の“誤審”　ノーゴールの判定にメッシも抗議

　バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、現地時間26日に行われたリーガ・エスパニョーラ第13節バレンシア戦で、ゴールラインを割りながら得点が認められない“幻のゴール”が物議を醸している。バルサ寄りのスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は、その直後にあったメッシとイグナシオ・イグレシアス・ビラヌエバ主審とのやり取りを“読唇術”で分析している。

　バレンシア戦の前半30分、右サイドからのパスを中央で受けたメッシは左足でダイレクトシュート。強烈な一撃はGKの正面を突いたものの、バレンシアの守護神ネトは背後に逸してしまい、慌てて掻き出す格好となったが、ボールはゴールラインを越えていた。

　メッシをはじめとしたバルセロナの選手たちはゴールと確信し、一斉にスタンドの方に走って喜びを表したが、審判団はゴールと認めずプレーを続行した。これに納得がいかなかったのは、もちろんメッシだ。その後ビラヌエバ主審のもとに詰め寄って抗議したが、同紙はその時にメッシの口がどのように動いていたかを映像で分析し、以下のような言葉を口にしていたという。

「あなたは間違っているよ。今すぐにVARを見ればいいんだ」