途中出場で引き分けに貢献したキャリック

　マンチェスター・ユナイテッドのFWウェイン・ルーニーが、イングランド代表のベストプレイヤーは同僚のMFマイケル・キャリックであることを断言している。英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。

　イングランド代表は3月31日、国際親善試合でイタリア代表と対戦し、1-1と引き分けた。

　主将を務めるルーニーは、この試合において、キャリックは頭一つ抜けたパフォーマンスであったと主張した。

「ベストプレイヤーは断トツでキャリックだね。彼は途中からピッチに投入された。そして、その後僕たちがどれほど試合を支配することができたか、皆見ていたはずだ。彼は、後半において2チームの間で最大の違いとなっていた」

　キャリックは前半44分、DFクリス・スモーリングにトラブルが起きたことで急遽投入された。中盤で出場していたDFフィル・ジョーンズが最終ラインに入り、キャリックがボランチに配置されると、ビハインドを背負っていたイングランド代表に安定感をもたらし、チームの引き分けに貢献した。

　ロイ・ホジソン監督も「マイケルは本当に素晴らしかった」と賛辞を惜しまなかった。今年で34歳を迎えるキャリックだが、トリノでの決戦でまだまだイングランドでもユナイテッドでも主力を張れる存在であることを証明してみせたようだ。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images