元ミランFWが確執のあったモンテッラ監督解任に”拍手” 「神は決して忘れていなかった」

出場機会を失い今季ビジャレアルに期限付き移籍のバッカが、SNSで反応

 昨季までACミランのエースとして活躍したコロンビア代表FWカルロス・バッカ(ビジャレアル)が、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の解任に喝采を浴びせていると話題になっている。イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」が報じた。

 ミランは今季、2億ユーロ(約260億円)級の大型補強をシーズン開幕前に行ってスタートしたが、ここまでの成績は満足のいくものではなかった。順位こそ7位だが、勝ち点20は首位のナポリから18ポイント差という圧倒的なものであり、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を得られる4位ローマとも11ポイント差がある。

 そうした状況に危機感を覚えたクラブはモンテッラ監督を解任し、クラブOBであり、元イタリア代表のダイナモでもあったジェンナーロ・ガットゥーゾ氏に後任を託した。

 この状況に、スペインから喝采を浴びせたのがバッカだった。今季開幕前に、モンテッラ監督との確執が引き返せないところまで行っていたバッカはビジャレアルに期限付き移籍という形を取り、ワールドカップ前のラストシーズンでの出場機会を確保しようとした。恨みを募らせる指揮官の解任に、バッカは自身のツイッターで喜びを露わにしている。

「神は遅れてやってきた。だが、決して忘れていなかった」

 拍手する絵文字を3つつけて、モンテッラ監督の解任を“祝福”した。

 バッカはビジャレアルでレギュラーの座をつかんでプレーし、ここまで4ゴールを挙げている。期限付き移籍という形でビジャレアルに移っているため、保有権はミランにある。不俱戴天の仇である指揮官が去ったミランに、コロンビアの点取り屋は来季復帰するのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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