福岡の元日本代表MF、プレーオフで豪快弾 ファン歓喜「ベストゴール」「鳥肌立った」
J1昇格プレーオフの東京V戦、山瀬が約20メートルの豪快ミドルシュートで決勝弾
J1昇格プレーオフの4位・アビスパ福岡対5位・東京ヴェルディの一戦が26日、熊本のえがお健康スタジアムで行われ、1-0で福岡が勝利。決勝点を決めたのは、元日本代表MF山瀬功治。豪快な一撃をJリーグ公式YouTubeチャンネルが公開し、反響を呼んでいる。
勝負を決めたのはベテランMFの一撃だった。前半14分、FWウェリントンのボール奪取から前を向いた山瀬が、ゴールまで約20メートル強の位置から思い切り良く左足を振り抜く。豪快なミドルシュートがゴール左上隅に突き刺さった。福岡イレブンは、子どもが生まれたばかりだという竹原靖和アシスタントコーチに向けたゆりかごパフォーマンスでゴールを祝福。結果的にこれが決勝弾となり、福岡が1-0で勝利した。
現在36歳の山瀬は、コンサドーレ札幌でプロキャリアをスタートさせ、浦和レッズ、横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、京都サンガF.C.を渡り歩き、今季から福岡に完全移籍で加入。第3節の古巣・京都戦で移籍後初ゴールをマークし、J1とJ2を併せて18年連続ゴールを記録した。
日本代表13試合5得点の経歴を持つ山瀬は、今季J2の42節中、40試合に出場して6ゴール。シーズン4位に食い込んだチームに貢献し、迎えたプレーオフの東京V戦でも結果を残した。鮮やかな一撃にファンも「ベストゴール」「鳥肌立った」と歓喜の声を上げている。
3日の決勝に進んだ福岡を決勝で待つのは、準決勝でジェフユナイテッド千葉に4-2と逆転勝利を収めたシーズン3位の名古屋グランパス。敵地の豊田スタジアムで16時キックオフとなる大一番でも、ベテランMFは輝きを放つだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images