クラブW杯に挑む浦和の使命は「鹿島超え」 英誌アラビア版がアジア王者に注目

強豪を連破してのACL制覇を称賛 「ホームでの7連勝は今大会で最長」

 25日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦で、浦和レッズがアル・ヒラルを下し10年ぶり2回目のアジア制覇を果たした。12月にUAEで開幕するクラブワールドカップ(クラブW杯)に参戦する浦和について、英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」のアラビア版では昨年大会で決勝まで躍進し、欧州王者レアル・マドリード(スペイン)に敗れた鹿島アントラーズを超える優勝を成し遂げることが「使命」と期待している。

 同誌は「浦和レッドダイヤモンズがアジアのキング」とのタイトルで、10年ぶりの頂点に辿り着いた戦いを特集。元ブラジル代表FWフッキやMFオスカルを“爆買い”補強した中国の上海上港を準決勝で撃破したのをはじめ、韓国Kリーグで昨季3位の済州ユナイテッド、2013年ACL準優勝のFCソウル、14年ACL王者ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)といった各国の強豪を撃破したことを紹介。「ホームでの7連勝は今大会で最長を維持している」と、今大会における埼玉スタジアムでの強さは無類のものだったと称賛されている。

 浦和は07年のクラブW杯では準決勝でACミラン(イタリア)相手に0-1で敗れたが、3位決定戦でアフリカ王者のエトワール・サヘル(チュニジア)を、2-2でもつれ込んだPK戦で4-2と撃破し、世界3位の座を手にしている。

 二度目のクラブW杯に挑む浦和だが、同誌は世界の頂点にたどり着く難業が至上命題だと指摘している。

 

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