右手にボールが当たるも… 物議醸す名古屋MF田口のハンド疑惑の瞬間をJ公式が公開
名古屋が田口のゴールで同点に追いつくも、ハンド疑惑で千葉の選手たちが猛抗議
J1昇格プレーオフ準決勝、3位・名古屋グランパス対6位・ジェフユナイテッド千葉の一戦がパロマ瑞穂スタジアムで行われ、名古屋がFWシモビッチのハットトリックなどで後半に逆転し、4-2で勝利。アビスパ福岡が待つプレーオフ決勝(3日16時/パロ瑞穂)へと駒を進めた。
この試合で物議を醸しているのが、後半16分に生まれた名古屋の同点弾だ。千葉に先制を許した名古屋は後半攻勢に出ると、問題の場面が訪れた。シモビッチが味方にパスを送るも、これは千葉DF近藤直也がクリア。しかし、そのボールが名古屋MF田口泰士に当たってこぼれ、それを拾った田口がそのままドリブルから同点弾を決めた。
クローズアップされているのは、近藤のクリアが田口の右手に当たった場面だ。Jリーグ公式YouTubeチャンネルも一連のプレー映像を公開。近藤が蹴ったボールは確かに手を直撃しており、その直後に千葉の選手たちが猛抗議する様子も収められている。
結局判定は覆らずゴール判定となった。名古屋はこれで1-1に追いつくと、その後にシモビッチが2点を追加。後半45分に千葉もFWラリベイがPKでこの日2点目を決めたが、その後に今度は名古屋がPKを獲得。これを沈めたシモビッチがハットトリックを達成し、名古屋が4-2で勝利している。
田口の手にボールが当たった場面でハンドと判定されていれば、試合の流れが変わっていた可能性もある。もしあの時、ハンドとなっていたら……。そんな「たら・れば」話も出ており、疑惑の場面は大きな波紋を呼んでいる。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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