まさに日韓W杯「ロナウジーニョ弾」を彷彿 女子選手の“スーパーFK”をオランダ紙称賛
オランダ紙も「ロナウジーニョを思わせた」
「シェイリダ・スピッツが馴染みのあるゴールを決めた」と報じた「テレグラフ」紙は、さらに「2002年ワールドカップでのロナウジーニョを思わせた」と続けている。
02年6月21日、日韓W杯8強のイングランド対ブラジル戦が静岡スタジアムエコパ(当時)で行われ、1-1で迎えた後半5分にブラジルがFKを獲得。ゴールまで約35メートル、キッカーを務めたロナウジーニョが右足を振り抜くと、ボールはゴール前ではなく、ゴールマウスに直接飛んだ。ゴールラインから約2メートル前に立っていたシーマンは虚を突かれ、頭上を越されて失点。これが決勝点となり、イングランドは8強で敗退し、ブラジルは優勝した。
オランダ女子代表のスピッツが放ったFKは、まさにロナウジーニョのそれと酷似する弾道を描き、ゴールに吸い込まれている。オランダ紙がブラジルの英雄を引き合いに出したのも頷ける一撃と言えるだろう。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images