名古屋のシモビッチ3発! J1昇格プレーオフ千葉戦4-2逆転勝利 決勝で福岡と激突へ

名古屋の田口の手にボールが当たって猛抗議

 しかし同16分、名古屋がスコアをタイに戻す。シモビッチの落としを千葉DF近藤直也がクリアしに行ったところ、田口の手にボールが当たる。しかし、ハンドの判定はなくプレーが続くと田口がそのままペナルティーエリア外正面へと持ち込みシュート。これがゴールネットを揺さぶる。これに千葉イレブンは猛抗議したものの、判定は覆らず1-1の同点となった。

 その5分後の同21分、名古屋GK武田洋平からのパントキックが千葉最終ライン裏で大きくバウンド。これを千葉GK佐藤優也がヘディングでクリアしようとしたところ、目測を誤ってボールは無人のゴール方向へ。これを走り込んで拾ったシモビッチが難なくゴールに流し込み、千葉にとっては痛恨のミス、名古屋としては貴重すぎる追加点を奪った。

 この時点で、勝ち上がりのためにはあと2点が必要となった千葉は、長身FW指宿洋史らを投入。しかし同41分、名古屋が右サイドをカットインしたMF青木亮太のパスをシモビッチが冷静に流し込んで3-1と試合を決定づけた。千葉は同44分に鮮やかなパスワークからPKを獲得して一矢報いたものの、後半アディショナルタイムに名古屋もPK獲得。シモビッチが決めてハットトリックを達成し、千葉は万事休した。

 決勝へ勝ち進んだ名古屋は、プレーオフ準決勝で東京ヴェルディに1-0で勝利したアビスパ福岡と激突する。最後の昇格枠が決まる決戦は、3日の16時にキックオフする。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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