鹿島が猛攻仕掛けるも柏GK中村が好セーブ連発 0-0ドローでJ1連覇と“20冠”は持ち越し
ホームでの優勝決定を目指すも勝ちきれず
鹿島アントラーズのJ1連覇と“20冠”はお預けとなった。26日に行われたリーグ第33節柏レイソル戦でスコアレスドローに終わった。ただ12月2日の最終節もしくは11月29日の浦和レッズ対川崎フロンターレの結果次第で優勝が決まる可能性を残している。
この日今季ホームでのラストゲームとなった鹿島は、カシマスタジアムのチケットが完売となり、満員の大観衆が詰めかける中での一戦を迎えた。前日に浦和レッズが優勝したAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の影響もあり、勝ち点4差の2位川崎フロンターレの試合がなく、目の前の試合に勝利すれば優勝というシンプルな条件でキックオフを迎えた。ただ対戦相手の柏は来季ACL出場権の可能性を残していることもあり、一筋縄でいかない一戦となった。
序盤から鹿島のFW金崎夢生やMFレアンドロらの分厚い攻め、柏のFWディエゴ・オリベイラやMF伊東純也らが繰り出す鋭いカウンターの応酬となった。徐々に鹿島が押し込むと、前半28分にはペナルティーエリア内右からレアンドロがインフロントキックでシュートを放ちゴール枠内をとらえたが、日本代表GK中村航輔のビッグセーブに阻まれた。
後半に入っても10分にMFレオ・シルバのテクニカルなシュート、12分にMF遠藤康のボレーシュートが放たれたが、中村にことごとく阻まれる。14分の昌子源のヘディングシュートもクロスバー直撃。鹿島にとっては運にも見放された。
このままスコアは動かずタイムアップ。2位川崎との勝ち点差は「5」となったが、ホームでの優勝を決定できなかった。この結果、川崎が29日の浦和に引き分け以下に終われば優勝、勝てば最終節に勝負の行方が委ねられることになった。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images