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香川同僚MFが激怒、試合後にシャルケGKと口論 両軍入り乱れ一触即発に会場騒然
ドルトムントが前半4得点も後半4失点 シャルケGKが試合後に煽るような行動
ドルトムントとシャルケによる伝統のライバル同士による「レヴィア・ダービー」は激しい乱打戦の末に4-4のドローとなった。試合終了直後には、滅多に感情を露わにしないドルトムントの司令塔MFヌリ・シャヒンがシャルケGKラルフ・フェールマンと激しい口論を繰り広げ、スタジアムが騒然とする一幕があった。
試合はドルトムントが前半にFWピエール=エメリク・オーバメヤンのゴールなどで前半を4-0で折り返したが、後半は怒涛の反撃を見せたシャルケが4ゴール。両軍合わせて8ゴールが飛び交う乱打戦は、後半アディショナルタイムが7分にも及ぶ熱戦となった。ドルトムントMF香川真司はベンチ入りするも、最後まで出番は訪れずに終わっている。
そして試合終了のホイッスルが吹かれた直後、シャルケの守護神フェールマンがドルトムントサポーターが陣取る南スタンドを煽るような行動を取った。これに激怒したのはドルトムントリーダー格の一人であるシャヒンだった。普段は感情を表に出すことに少ないトルコ代表MFはフェールマンに詰め寄って激しい剣幕で口論を交わし、試合終了後に両軍の選手が入り乱れ、一触即発の緊張状態となった。
ドイツ地元紙「WAZ」によれば、フェールマンは試合後に「スカイ」のテレビインタビューで、「必要のないことだった。謝らなければいけない」とコメント。「感情が高まってやってしまった。すべきではない振る舞いだった」と、興奮状態で相手サポーターを煽ったことを反省していた。
シャヒンとしては4点リードを守れなかった悔しさも相まってフェールマンの挑発行動を許容することができなかったようだ。ドルトムントサポーターのなかにはフェンスを壊すほどに怒りを露わにした者もいたという。楽勝ムードから一転しての引き分けに、ドルトムントの選手やファンはフラストレーションを相当溜め込んでいることは間違いない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images