「唯一の想定外でした」 浦和GK西川が告白、ACL決勝で驚嘆した意外な出来事とは?
西川も驚き「予想を上回っていた」
「本当に、唯一の想定外でしたよね。スタジアムへの入りのところから旗を振ってくれて、ああいうスタジアムの光景もやってくれるとは思っていたんですけど、『どんなのかな?』って思って行ったら、予想をはるかに上回っていました。3年間、こういうサポーターの前で勝ち切れなかった悔しさが多かったですから。だから、ACLに賭けていたんです」
今季は、春先からパフォーマンスを厳しく評価され、日本代表から落選という悔しさを味わった。7月にミハイロ・ペトロヴィッチ監督が契約解除となり、堀孝史コーチが監督に昇格。サンフレッチェ広島時代からの恩師がチームを去ることに責任を感じた西川は、「まだしっかりお礼は言えていない」という。それでも、11月の欧州遠征では日本代表に復帰し、上昇気流に乗って迎えた決勝戦だった。
「チームとしても、良い時も悪い時もありますけど、バラバラにならずにやってこられたと思います。ずっと、同じ方向に向かっていけているという思いはありました。もちろん、今季は悔しい気持ちが大きかったですよ。シーズン途中までミシャ監督とやってきたわけですし、その感謝の気持ちはあります」