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ドルトムントが宿敵シャルケに4-0から追いつかれる大失態 香川は5試合ぶりの出番なし
前半4点リードも、退場者出した後半に守備崩壊 泥沼の6戦未勝利
ドルトムントとシャルケによる伝統の「レヴィア・ダービー」が、現地時間25日に行われた。ホームのドルトムントが前半に4点リードを奪うも、シャルケが終了間際に追いつき劇的な展開で4-4のドロー決着となった。ドルトムントはこれでリーグ戦6試合勝ちなし(2分4敗)となった。ダービーに相性の良いMF香川真司は5試合ぶりに出番なしに終わった。
ドルトムントは前半12分にエースFWピエール=エメリク・オーバメヤンのゴールで先制した。同18分にはシャヒンのFKがMFベンジャミン・スタンブリのオウンゴールを誘発して追加点。同20分にはオーバメヤンの右クロスをMFマリオ・ゲッツェがヘディングで合わせて3点目と、立て続けにゴールを奪った。同25分にはクリアのこぼれ球をMFラファエル・ゲレイロが鮮やかなボレーシュートで押し込み、前半だけで4点リードと一方的な試合展開となった。
しかし、後半に入ると流れは一変する。後半8分にシャルケDFナウドがゴールネットを揺らしたシーンは、ビデオ・アシスタントレフェリーでオフサイドとなったものの、同16分にスタンブリのロングフィードを最前線のFWギド・ブルクシュタラーが頭で合わせてドルトムントゴールを破った。その4分後にはMFアミーヌ・アリが追加点を挙げてその差を縮めた。
ドルトムントは同27分に2枚目のイエローカードでオーバメヤンが退場。さらにゲッツェが負傷してMFゴンサロ・カストロと交代するなど、アクシデントにも見舞われた。すると同41分にMFダニエル・カリジュリがドリブルシュートを決めて1点差。そして迎えた後半アディショナルタイム4分に、コーナーキックからナウドが強烈なヘディングシュートを叩き込んでシャルケが同点に追いついた。
楽勝ムードから一転して守備が崩壊。前半のうちに稼いだリードを守り切れず、6試合連続複数失点でまたも勝利を逃した。
ダービー通算9試合4得点とシャルケ相手に抜群の成績を残していた香川はベンチ入りしたものの出番なし。6試合勝利なしの苦境に喘ぐチームを、ピッチの外から眺めた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images