J1ラスト2節の攻防 鹿島は勝てば連覇達成 “崖っぷち”大宮と甲府が激突、W降格の可能性も
ACL出場権を懸けた3位争いも白熱
その広島は、ホームでFC東京(同39)を迎え撃つ。懸かるもののなくなったFC東京が相手だけに、むしろ敵は自分たち自身だろう。残留に向けて有利な位置にいるとはいえ、勝ち点3を得て最終節につなげたい。また、降格の可能性を残す14位清水エスパルス(同31)は、ホームに降格の決まった18位アルビレックス新潟(同22)を迎える。勝ち点3差の甲府には得失点差で劣っているだけに、勝利してその差をキープしたいところだ。
ACL出場権を懸けた3位争いでは、C大阪がホームにヴィッセル神戸(同44)を迎える。2連勝すれば3位以内が決まるだけに、ルヴァンカップを制した勢いのまま、来季のACLに臨むチャンスを得たいところだ。一方で、5位の横浜F・マリノス(同55)はベガルタ仙台(同40)、6位のジュビロ磐田(同54)はサガン鳥栖(同47)と、ホームで強さを見せる“曲者”相手のアウェーゲームになる。C大阪と柏の結果次第にもなる難しいシチュエーションではあるが、最終節まで可能性をつなげるためにも勝利が欲しいところだ。
1年間を戦ってきた長いリーグ戦も、決着がつく瞬間は刻一刻と近づいている。悲喜こもごもになることが予想される各地のスタジアムには、どのような光景が広がるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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