日本、青山のスーパーボレーから5発快勝! 柴崎、宇佐美ら若手も躍動
ハリルホジッチ体制で2連勝
ハリルホジッチ監督率いる日本代表が31日、東京スタジアムでウズベキスタンと対戦し、5-1で勝利した。就任2戦目となった指揮官は初戦のチュニジア戦から先発11人すべて入れ替えて臨み、MF青山(広島)の代表初ゴールなどで連勝を飾った。
FIFAランク53位の日本に対し、同72位のウズベクスタン。日本は前回、先発から外れた本田(ACミラン)、岡崎(マインツ)、香川(ドルトムント)らが復帰したメンバーで臨んだ。
開始6分、いきなり試合が動く。前半6分、乾(フランクフルト)の左CKを相手GKを弾いたところをMF青山がペナルティーエリア外からダイレクトで右ボレー。約25メートルの強烈なミドルがゴール右隅に突き刺さった。このスーパーゴールには指揮官もベンチを飛び出し、拍手で祝福した。
日本はその後も前線からの素早い守備で相手にリズムを作らせない。大型の選手相手にも懸命に体をぶつけてディフェンス。そして前半35分には相手ゴール前のこぼれ球にMF今野(G大阪)が飛び込むもシュートはゴール左にそれる。
同42分にセットプレーからトゥフタフジャエフに決定的なヘディングシュートを許したが枠の外に飛び、難を逃れた。逆に日本は前半終了間際に右サイドで本田の素早いリスタートから香川が縦に抜け出し、右足でシュートを放つも、GKに防がれる。
ハリルホジッチ監督は後半開始からボランチの今野に代えて水本(広島)、右サイドバックの内田(シャルケ)に代えて太田(F東京)を投入。太田は左サイドに入り、左の酒井高が右へとポジションを移した。
すると同9分、入ったばかりの太田の左からのクロスに岡崎が飛び込み、ダイビングヘッドで追加点。チュニジア戦に続き2戦連発の岡崎は国際Aマッチ通算43得点目となった。
後半18分には乾に代わり、宇佐美(G大阪)がピッチへ。その宇佐美は直後に岡崎に好クロスを供給し、いきなり存在感を示す。
同20分過ぎ、日本は左サイドから鋭いクロスを上げられるもL・トゥラエフが決定機で空振りして救われる。
ハリルホジッチ監督は積極的に動き、同23分に香川に代えて柴崎(鹿島)、同27分に本田に代えて大迫(ケルン)をピッチへ。この時点で招集したフィールドプレーヤー全25選手をこの親善試合2試合で起用したことになった。
後半35分、その柴崎がすぐさま結果を出す。ピッチ中央付近で相手GKが飛び出してきたところを超ロングシュート。岡崎が走り込んだが、ボールはそのままゴールに吸い込まれ、3点目が生まれた。
疲れが見え始めた日本は同37分にセットプレーのこぼれ球からトゥフタフジャエフに決められ1点を失うも、その1分後に宇佐美が右サイドからドリブル突破し、ゴール左隅に4点目を突き刺した。さらに試合終了間際には岡崎と代わって途中出場していたFW川又(名古屋)がヘッドで押し込み、5点目。日本は交代で入った選手が次々と結果を出し、大量得点で快勝した。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images